プエルトリコ

今回記事で取り上げるのはプエルトリコという2-5人用ゲーム
国の名前を冠しているだけあって中々の重量を誇る
そのため、そのゲームのエッセンスだけを取り出したサンファンというゲームがあるくらいの重量
そしてそれだけ人気のあるゲームということの証左であるとも言える
当然ルールはBGAうぃきに丸投げ
ttps://w.atwiki.jp/bga9997/pages/40.html


ゲームとしては建物を建てたり作物を出荷しながらプエルトリコを発展させ、最も多くの名声を得ることを目指します
プエルトリコ要素がどこかは謎

以下感想
---------
こういうゲームにありがちなところとして最初にリソースを増やして、増やしたリソースを生かしてリソースを加速させ、最終的に得点に直結する(ゲーム中には効果がない)重いものを狙う・・・という展開
何回かやると、この基本とも言える戦法はもちろん戦法の一つとしてはアリなんだけど、これは王道ではないことに気がつく

というのもこのゲーム、商品を出荷してお金を得るのがハードルが高すぎるのである

もちろん、上手い具合にやれば上手に機能してそれなりに動くこともあるのだが、4人以上の人数になると途端に苦しくなる

出荷するのに商人を使う必要があるんだが、4つしかスペースがなく、4つが埋まるとそこまでしか売ることができない
つまり、ごく序盤以外は一人一個しか売れない(一個も売れないことも)のである
結局競合が居るとわざわざ自分で選択して出荷してようやく(最高の作物でも)4金しか得られない
そして最高の作物を得るには6金の高級の建物を建ててやる必要がある

一方最低の商品でも商業建物を2つ建設してやると3金得られるし、生産そのものには建物が必要ない
逆に得点を得られる船長においては作物の価値は同等とみなされ、数にしか影響されない

そしてこのゲーム、1金あたりの価値が非常に高い(ゲーム中最高の建物でも10金しかしない)ので、1金分確実に相手を出し抜ける金鉱堀が意外と強い
みんなも、金鉱!掘ろう!!

----------

ではついでに戦法を軽く紹介しつつそれぞれの解説もどきをやっていこう

 

戦法①
作物をバリエーション良く揃える
主に三人以下の時に強く、相手が持ってない作物を独占できると商人、船長ともに強さを発揮できる
船長での強さは自分で稼ぐというよりは周りに稼がさないという強さ
人数が多くなると誰とも被らないのは無理なので相対的に弱くなる
タバコ工場とコーヒー工場が高すぎるので両方揃えると大きく出遅れるのがネック

 

戦法②
作物を高級品(タバコなど砂糖以上)で揃える
種類を絞ることにより、船長で一度に多く稼げ、商人でもちゃんとお金を稼げる
商館を建ててないとお金を得られないこともある
他のものでも言えるが、種類を絞って数多く稼ぐ場合は倉庫が強い
タバコ、コーヒーは生産施設が高すぎるので商業建物で出遅れるのは注意
人数が多い時は低コストの強い建物は残ってないことを覚悟しておこう

 

戦法③
作物を安物(インディゴ、コーン)で揃える
数を絞ることにより、船長に強い。商人ではほぼ稼げないので捨てるか、市場+商館のコンボを選ぶこと
積極的に船長をすることにより、他の人のお金稼ぎを邪魔することもできる
一個だけ高級品を作っておくと商人で完全には腐らない。が、結局商館がないと邪魔されることが多い
高級品で揃えた場合との違いは商業建物に早く取りかかれるということ
特に人数が多いと商業建物の取り合いになるので人数が多い時に強い

 

戦法④
作物をほとんど持たない(1個か2個程度)
建設小屋等でプランテーションを得る場面で採石場をガメて、作物を捨てて建物をガンガン建てる
早めに大小のし上及び商館を建てることで商人に対してはある程度誤魔化しが効くが船長はどうしようもない
倉庫を建てておくと後半カウンター船長で一矢報いることができないこともない
大人数で監督と商人、船長を連発されるとどうしようもなくなるので、早めに商館、市場を抑えて相手に回さないようにすることで、不和を生み出すようにすると良い
(例:建物プレイの人には優位に建てる行動だが、自分よりももっと得する他のプレイヤーが居るので選びたくなくなる展開)

 

リソースを増やしても他の人も増やすと結局リソース増えてないという展開になりがちなので、リソース増やさず背水の陣で戦法④の建物特化が一番好き
お金は前のターン選ばれなかった行動をしたときのボーナスをかき集めればええねん!!

 

個人的評価 9点/10点


あと、サンファンは初めてやったある程度複雑なボドゲだったので思い入れのあるゲーム
プエルトリコそのものには思い入れないけど・・・