コロレット

今回はお手軽わいわいボドゲであるコロレットについて取り上げる
一回やれば嫌でも分かるルールの簡潔さとシンプルな見た目が魅力的な2-5人ゲーム
一回あたり10分程度で終わります

ルールはBGAうぃき参照
ttps://w.atwiki.jp/bga9997/pages/13.html


簡単にいえば同じ色のカードを集めるゲーム
3種までは三角数の要領で得点になるけど4種目からは同じルールでマイナスになっていくので集めすぎないようにチェック

ちなみにゲームで使う色の数は2人だと5色、3人だと6色、4人以上だと7色。

結局山札を捲るまでは運ゲーなので勝てない時は勝てない
逆に何もしてないのに勝てる時はめちゃくちゃ勝てたりする
運が悪い時にどうやって次善の策を打つかが大事
多くの場合は誰かに利益が行くので誰に利益を割り振るか
トップ狙うなら一位をメタるしかないが、途中で見切りをつけて二位を狙いに行くのも大事

いち早く二位を目指し始めた時、(ちゃんと考えてる人は)一位も協力してくれることが多いので二位は狙いやすい

シンプルな見た目でありながら、期待値を計算しながらヘイトコントロールしつつ上位を目指すゲームである

 

以下考察
大前提:アリーナモードで採用されている3人制
6色(各9枚)と勝利点2点カード(10枚)と虹色(3枚)の実質67枚制(エンドカードを省く)

 

3人で6色ということは基本的に1色ぐらい集める色が誰かと被ることになる(3人で合計3色ダブる)ダブった色は基本的に多くても4枚ぐらいまでしか集められない
このゲームは多く集めれば集めるほど1枚の点が高くなるため、当然被らない色の価値が高いので迷った時は被らない方を狙う


たまにある、虹色のカード1枚だけの山を引き取るかどうか問題、基本的にはスルー推奨。6色中3色は自分にとってプラスになるカードだし、他の+2点カードとかも当然欲しいカード。つまり半分以上はプラスになるカードの世界で3枚集めるのを拒否って確実なプラス1枚だけで見切るのは勿体ない
基本的に、と言ったのはそれが3つ目の山で残り2つが自分にとってマイナスのカードしかない時は悩む。残り2つに2枚以上マイナスカードが載っている、もしくは大丈夫な方は次の自分のターンまでまず残らないであろうと予想される時は取っても悪くはない


勘違いしがちだが、プラスのカードとマイナスのカードの価値は同等ではない
集めてるカードは当然プラスの効果が大きく、集めてないカードは数が少ないためマイナスの効果が少なくなる


つまり、2人が山を引き取ってソリティアになった時は基本的に3枚とも全部引ききった方が強い
もちろん、既に6枚集めきってる色があったり、(通常考えにくいが)残りの札の色が極端に偏っていたり、ラストターンで勝利が確定している状態なら別である


もちろん、虹色のカードが最強の効果であることは間違いがない
同種のカードの7枚目は追加点を得られないが、虹色のカードの場合は別の色扱いにできるため融通がきく
しかし逆に考えると同種のカードが7枚以上集まる上振れの時以外は虹色のカードはただの+1枚に過ぎない


それと山札の残り枚数で取るカードを選ぶと良い


以下、それぞれの場面による対処
ケースバイケース過ぎるためあくまで考え方の一つ

 

ケース①自分が3種2枚以上集めてて4種目以降のカードを取る時

なるべく多くの枚数他の人が持ってるカードを集めるようにする
相手のプラスを削れるし、今後山札から出てくることが少ないため多く集まり過ぎないため


ケース②ゲーム序盤で各々が何集めるか決めている段階

誰も集めてないカードは自分で確保するのは言うまでもなく
もう一人の人が持っててあまり出てないカードを集めてない人に押し付ける
二人で潰し合うようにさせる


ケース③ゲーム中盤以降で点差がつき始めた時

自分がトップなら2位を潰して3位を助ける(3位を2位狙いに切り替えさせると勝利確定)
自分が2位なら当たり前だがトップを潰す
自分が3位ならトップ潰しに協力しつつ2位狙いに移行するか考える。2位狙いに移行した瞬間トップになれないことが確定するが移行するなら早いほうが良い

この時の順位判断は現段階の点だけでなく、手持ちのカードの種類や枚数にも依存するので注意する
(4種以上のカードの枚数が嵩んでると後半マイナス点が大きくなりがち、虹のカードを持ってると終盤点が伸びやすい、など)

前半の方で、期待値は引く方が高いのでソリティアは引き得という話をしたが、見た目の点数が実質の点数より伸びがちなので初心者相手には必要以上にヘイトを買うことに注意する
まあ注意しても行動自体は変わらないんだけど


ケース④既に場に出ている自分が集めてない色の二枚目カードをツモる

集めている相手に2枚取られると一気に点が伸びるので基本的に分ける
2位狙い時に1位が集めている相手だったり、自分が1位の時に3位が集めている相手だったりするとその回から離脱させる為に集めることもある
3位と2位が接戦になればなるほどお互いが2位狙いに切り替えて自分が1位になりやすくなる可能性も上がる


ケース⑤既に場に出ている自分の集めている色の二枚目のカードをツモる

他の人と色が被ってる場合は全力で割る。相手に取られると痛すぎる
また、序盤だと他の人と被って無くても割る。4種目であっても他の3種が1枚のものがあったりすると喜んで乗り換えられてしまい、自分の色と被って以降やりづらくなる
自分しか集めてない色を2つに割ることで、その2つともが自分にとって悪くない山になるとも捉えられるのでリスク管理としてもOK。特に自分がトップの時は自爆覚悟でカットされることも増えるので割っておくほうが良い


以上より、基本的に2枚目のカードは基本的に2箇所に割る


ケース⑥2点カードをツモる
基本的に序盤は相手の色に、中盤以降は自分の色に置くのが良い
集めているカードは(ゲーム終了時には)最低4点程度にはなるため2点カードはそこまで強いわけではないが、マイナスカードと比較すると3-4点良いので弱いわけでもないが
序盤は自分の色に置いたが為に相手が取って自分と色かぶりされるケースがあるためあえて自分の色から外しておくと良い
相手が欲張ってもう一枚同色のカードを置いたりされればその山を取ってしまえば良いだけ
後半は3種が固まっているため基本的に相手にとっての利益が少なく2点カードだけを理由には取られにくくなってくるので自分の利益のために2点カードを置いて良い

 

ケース⑦終盤だけど負けている

あえて最後まで引ききらずに山札が15枚を切る前にそのラウンドを終わらせる。前述の通り基本的にツモればツモるほど期待値が高いため、プラスになる可能性をなくして次ラウンドを迎えること自体はローリターン。3位だったり、2位でも3位が結構離れている場合に自身の右手に賭けて次ラウンドを迎えると良い

 

個人的評価 9点/10点
どこまで行っても運ゲーからは逃れられないが、駆け引きやヘイトコントロールの読み合いが熱い
一回が軽い為、運負けしても尾を引かないのも◎