中世の建築士たち

今回記事で取り上げるのは中世の建築士たちという2-4人用ゲーム
古代の建築士たちというゲームもBGAにはあるらしい(やったことない)

ルールはBGAうぃきに丸投げ
ttps://w.atwiki.jp/bga9997/pages/98.html


このゲーム、やれることはシンプルで職人を確保する、設計図を確保する、人を建築地に派遣するの3つ
これプラス、ただお金を得るという4つ目のアクションを自由に組み合わせて毎ターン3アクションして次の人へ・・・を繰り返す
そして17点の人が出るとそのラウンドでゲームが終了


職人と設計図は4種のパラメーターが設定されており、設計図分のパラメーターを満たす人が派遣された地点で建物が建設され、お金と勝利点を得る
派遣された職人は手元に帰ってきて次の建物に使える
そして、同一ターンに同一建物に2人目の職人を派遣する時は2アクション消費する。3人目の職人を派遣する時は3アクション消費する(後述のアクション追加をしてないと起こり得ない)
つまり、一個の建物を一気に立てようとすると無駄が出る。理想は2つの建物を処理しながら残りの1アクションで新しい設計図を確保すること


ここでポイントなのは、人を確保したり設計図を確保する地点ではお金がかからず、派遣したタイミングで初めてお金が発生するということ
なので、設計図と噛み合ってる職人や、他の人とぶつかりそうな設計図はフライング気味に確保していくなどの方針の建て方が楽しい


そして、このゲーム本当に序盤のお金がシビアになっている
なのに職人も設計図も噛み合うかどうか運ゲーなのがきつい
その後2つ程度建物を建てるとお金に余裕が出てきて2軒同時に取り掛かったりできるようになってくる
がそれらが完成するくらい(4つ建物が立つ)の次のターンくらいでゲームが終わる


この終盤のギリギリのラウンドで活躍するのが、5金払うことで1アクション得られるというルール
序盤のきっつきつ→中盤ようやくやれることが増えた・・・→と思ったらすぐ終盤で増えたお金をゴリゴリ投入して無理矢理建築
という流れが凄く楽しい

初めてやった人は本当に17点で終わってしまうゲームなのか?と疑問に思うこと請け合い
感覚的には30点とかでいいくらい
コスト10ゲージで18金と5勝利点得る建物とか建てることあんの?実質4人くらい派遣しないと終わらないでしょ・・・・


このスピーディーさが楽しい
ただ、ちょっともたつくと何もできないままゲームが終わる。早く終わるから次のゲームへ切り替えれると思うとそれも良いけど


道具とか、滅茶苦茶軽いコストで作れて以降お金かからないとか滅茶苦茶強いじゃん!ってボドゲーマーなら思うだろうけど、お金を得られないので序盤に作ると詰む可能性がある
そしてそれ以降建物4つくらいしか建てないので上手く噛み合わないと2回程度しか派遣できず、リスクが結構高い
もちろん、1つ目に作れて2つ目の建物に上手くハマれば強いんだけど

 

このゲームのちょっとした不満点はファーストプレイヤー有利過ぎないか?ということ
このきつきつのゲームでファーストプレイヤーだけ選択肢広すぎるでしょ
山札のカードの一番上が見えてるのもそれに拍車を掛けている
お金は序盤のパワーバランス崩し過ぎるからダメなの分かるけど、せめて初期の職人は後手番の人から選んでチョイスできる、みたいなルールにすればよかったのに
後ろの手番は狙った建物取れるわけじゃないから強くなりすぎないし、ファーストプレイヤーの邪魔できてちょうど良い


後手番のメリットとしてはゲーム終了時に先手番に回さずに急に終わらせることができる程度
このターンに終わらせられるけど、終わらせたら負ける。みたいな手番で2位狙いの他のプレイヤーが急に無理矢理終わらせられて3位になっちゃった、みたいなのが一応無くなる・・・?
全員が1位を狙ってる時に(プレミが絡まない限り)役に立つことはなさそうなんだよな


私は結構好きなゲームなんだけど、プレイターンが短すぎて不完全燃焼気味なのとファーストプレイヤーが強すぎるのが不満な人もいるかも知れない

 

個人的評価 8点/10点(この評価多い)