エルフェンランド

今回記事で取り上げるのはエルフェンランドという2-6人用ゲーム
1998年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した名作

今まで記事で取り上げた中では一番重いゲーム(らしい)です
体感は中量級ゲームなんだけど本当にそんな重いのか・・・?個人的にはプエルトリコとかハワイの方が重い気がする
ただ、旅フェイズは一人一人がまとめてプレイするので一塊のダウンタイムは長いかもしれない
5分以上何も操作しなかったりする


ルールはいつも通りBGAうぃきに丸投げ
https://w.atwiki.jp/bga9997/pages/37.html


簡単にいえば旅をするゲーム
ただ、ある道に対する移動手段を決める[タイル]と実際に移動する時に消費する[手札]が完全に運ゲーなので運の要素がかなり強いイメージ
そしてタイルと手札が噛み合っても道ごとにかかるコストが違ったりそもそも通れなかったりする
一つの道に対して(その年では)一つの移動手段でしか移動できないので先に他の人が違うタイルを張ってしまうとプランが崩れることも
そういう面で読み合いや戦略も大事

他の人に邪魔されないためには他の人とルートが被らない独自路線を貫くのもアリだがそうすると他の人に相乗りできないため移動タイルが足りない

あともう一つ独自路線が厳しい点があって、各プレイヤーにゲーム中一枚ずつ配られる妨害カードがえげつないんだけどその効果は人に対してではなく道に対して発揮されるため、本人が使う道には(通常)使用されないという側面を持つ。それを考慮すると同じ道に行ったほうが相対的に安全といえる


また、妨害カードが凄まじい力を持ち各プレイヤーがゲーム中に一回ずつしか使えないということは、一人にヘイトが集まるとトップでも簡単に沈めることができるということでもある

つまり、全4ラウンド中3ラウンド目でトップでも安心できない(むしろマイナスまである)
ということでヘイトコントロールという駆け引きも必要となる


やればやるほど奥深く、運の要素もしっかりとあるし妨害が強いためボドゲらしいパーティー要素もあって素晴らしいゲームである


ただ、ヘイトコントロールの関係で最下位がキングメイカーするケースも多々あり後味が悪い人も出てくるのであろう・・・


余談ではあるが私がやると前半は1位か2位で妨害で沈むことが多い
妨害が強くて狙い撃ちもできる参加人数3人以上のゲームはこうなるのは仕方ないこととはいえ悲しい・・・

やってる最中は楽しいゲームではあるんだが私個人が好きなゲームかと言われると残念ながら疑問符が残る


また、ダウンタイムが長いゲームで運だけで死ぬラウンドがあるのは非常に辛い
他はともかくタイルの運ゲーがシビア過ぎるよーそれが楽しさにつながってる面もあるから一概に否定できないけど1プレイがまあまあ重いゲームでこれは辛い
ボードゲームらしい実力に差があってもみんな楽しめるゲームとしては正解っちゃ正解か


個人的評価 7点/10点

後味の悪さは看過できない!!