凶星のデストラップ【第二回】

はい。今回は久しぶりのボドゲ回ですね。早押しクイズなんてなかった。以前紹介したこともあるんですが、その第二回です・

 

ルールも貼っときます

 

BGAうぃき - 凶星のデストラップ

https://w.atwiki.jp/bga9997/pages/138.html

 

改めて説明すると、一人がエイリアンになり、他のプレイヤーを襲うゲームです。実質駆け引きアリの隠れんぼって感じですね。

 

ルールはやってみないとわかりにくい感じなんですが、基本的には毎ターン

 

①探索者は各々手札にある地形カードを伏せる(=10種類の地形のいずれかに隠れる)

この時、エイリアン側から手札にあるカードが何かは実質分かっている状態です

②探索者全員が伏せ終わったらエイリアンが襲う地形を選ぶ

③襲われた地域に居た探索者はダメージを受ける

④襲われなかった探索者はその地域ごとの効果を発動する

 

というのを繰り返すゲームです。

 

複雑なゲームなので端折りまくってますが、基本的には手札を使った隠れんぼ。エイリアン側は手札や状況から隠れてる場所を推測して当てる。というゲームですね

 

 

いやーこのゲームが楽しいんですよね。読み合いや戦略が結構あって凄い。綺麗に裏を書かれたときに悔しさは一入

 

 

プレイ人数は2-7人となってますが、とりあえず人数が多いほどエイリアンが有利で、少ないほど探索者が有利みたいですね。4人でやると買ったり負けたりで丁度良かった気もしましたが、適正人数が5人なのかな?

 

 

以下掘り下げ

地域カードの評価を

 

①エイリアンの巣窟

捨て山のカードをすべて取り返すか、エイリアンマーカーのある地形カードの効果をコピーする。ここでエイリアンに捕まると意思カウンターを一個余計に失う

補足:エイリアンが襲った地点の地形効果を受けることができるということです。また、ここで捕まると2ダメージ

感想:ハイリスクハイリターン。特に序盤に1か5の読み合いになることが多発します。このゲームの醍醐味はこの地形にあると思います。捨て山のカードを取り戻す効果も後半になればなるほど強い

②ジャングル

このカードと捨て山にあるカード1枚を手札に戻す

補足:使うことで1枚手札を回復することができます

感想:このカードを差し込むタイミングを読み合いが中盤のキモです。手札を多く保ち続けるのが強いゲームなのでなるべくうまく差し込み続けたいところです。

③河川

次のラウンド中、地形カードを二枚プレイする。公開前にカードを1枚手札に戻し、もう一枚を公開する

補足:次ラウンドに隠れ場所に2箇所候補を予約しておいて、エイリアンが襲う場所を決めた後にどっちに居たことにするかを決められるという効果です。

感想:探索者は延命しつづけてれば勝てるゲームなので次ターンにほぼ確実に襲撃を受けないという効果は強い。このカード無しで⑤を通すのは運ゲーになります。序盤中盤終盤どのタイミングでも強い素敵な地形です

④海岸

海岸に充電マーカーを置くか、既に置かれている充電マーカーを取り、救援マーカーを進める(1ラウンドに1回まで)

補足:1ラウンドに救援マーカーを半分進められると考えれば分かりやすいです。二人が置いてても、充電マーカーを置いてその後取り除いて救援マーカーを進める・・・なんてことはできません。どちらかを1ラウンドにつき1回だけ行えるということです

感想:自分はうまく使えないけど人にはうまく使われるイメージがある地形です。二人以上に同時に行かれると片方が実質無駄足になるのがちょっと悲しい。充電マーカーが乗っていると圧があるのでとりあえず乗せるだけ載せとくとエイリアン側は辛いです

⑤探査車

保有してない番号の地形カード1枚をいずれかの地形の山から撮って手札に加える

補足:「保有していない」は自分の捨て山にあるカードは保有している扱いです。6-10のうち、このゲーム中に自分が取ってない地形カードを取れる、ということです。

感想:このカードを取らないと始まらないです。ただ、結局エイリアン側も最大限に警戒している為なかなか取れません。全員がバランス良く取るのは難しく、取れた人がゴリゴリ回していくことになります。

⑥沼地

このカードと捨て山にあるカード2枚を手札に戻す

補足:②ジャングルの強化版です。手札を2枚増やすことが出来ます

感想:最強の延命カード。結局このゲーム、探索者側はとにかく手札が多くないと厳しい。このカードをとったプレイヤーは生存率が高くなります。他のプレイヤーより襲われにくいはずです

⑦隠れ家

サバイバルカードの山札から2枚引き、そのうち1枚を手札に加えてもう1枚を捨てる

補足:なし

感想:サバイバルカードは当たり外れが多いという欠点をこのカードが補ってくれます。強いカードはとにかく強いのでオススメです。使いにくいカードは全然使えないけど・・・

⑧探査船の残骸

救援マーカーを1進める(1ラウンドに1回まで)

補足:なし

感想:圧をかける役です。取るだけ取って一切使わなくてもエイリアンの意識をそっちに降ることができます。強い。ただ、警戒されすぎて使うとなったら結構難しいため、一枚目じゃなくて二枚目とかに取ると強いかも・・・?こっちに意識を降っておいてもう片方の地形を悠々と使う、みたいな

⑨源泉

サバイバルカードを1枚引くか探索者1人(自分も可)を選び、意思カウンターを1個回復させる

補足:なし

感想:他人をサポートできる唯一のカード。基本的には意思カウンターを取ります。自分自身はうまく⑤を取れた結果生存率が高くなってるはずなんで、⑤が一生取れなくて泣いてる仲間を助けて挙げましょう。サバイバルカードはやること無い時にどうぞ。前述の通り当たり外れが大きいためギャンブルです

⑩人工構造物

次のラウンド中、地形カードを二枚プレイして効果を発動することができる。人工構造物の特殊効果はコピーして使うことが出来ない

補足:③の河川の亜種です。相手の襲撃をほとんどの場合躱せる、という河川のメリットは無い代わりに二つともの効果を使うことが出来ます

感想:前述の通り河川のメリットが無いため使いにくいです。このゲーム、地形の効果をうまく使うよりも相手の襲撃を躱し続けたいので、地域2つを使える効果はそこまで魅力的じゃないです。手札早く枯渇しちゃうし。このカードだけわざわざコピーできないという補足をつけてるということは製作者はこの地形が強いと思ってたんだろうか・・・

 

 

 

ゲーム全体の流れ

序盤

探索者は⑤探索車を通して選択肢を増やしたい。エイリアンはそれを阻止したいという二つに別れます。気合でワンチャンを通しましょう

中盤

⑤探索車を通せて選択肢が広がった探索者と通せなくて選択肢が狭くて苦しい探索者に分かれます。エイリアン側は苦しい探索者を攻めて的確に捕まえましょう。②ジャングルを阻止しましょう。⑤探索車を通せて選択肢が増えている探索者を⑥-⑩で止められると気持ち良いですが、外した場合に選択肢が狭まった探索者が逃げ出してしまいます。

終盤

熱い読み合いを楽しみましょう。④海岸や⑧探索船の残骸あたりの攻防が目玉でしょうか

 

 

エイリアン側は毎ターン襲撃カードを使ってあの手この手で攻撃しましょう。回り道(通称ダイソン)からのフラッシュバック(再利用)のコンボで阿鼻叫喚地獄に陥れましょう

 

 

セオリーとかが分かってくるとより読み合いが楽しくなってくるゲームかもしれませんね。狂人が強い・・・